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あなたは被害者にも加害者にもなる!?高齢者の交通事故を減らす方策を考えよう

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高齢者の交通事故を減らす方策を考えよう

高齢者の起こす交通事故が、ニュースにならない日はないほど多発しています。

ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニの店内に突っ込んだ、通学路に突っ込んで登校中の小学生をはねた、高速道路を逆走して次々と衝突…など、悲惨な事故のニュースばかり伝わってきます。

家族が、「今日は運転しないで!」と注意したのに、死傷事故を起こしたとはやりきれません。

日本は世界でも例のない高齢化社会に突入し、高齢ドライバーが起こす交通事故は今後誰でも被害者にも加害者にもなり得ることから、もう他人ごとではありません。

高齢ドライバーが起こす交通事故を限りなくゼロにするにはどうしたらよいのか、真剣に考えてみたいと思います。

深刻さを示す、高齢者が起こす交通事故の統計推移

交通事故の死者は、「交通戦争」と呼ばれた1970(昭和45)年の16,765人をピークとして、2017年は3,694人まで減少し、統計が残っている1948(昭和23)年以降では最少となりました。

数字をみる限りはよい状況に思いますが、年齢別に分類すると65才以上のドライバーが事故全体のおよそ30パーセントを占め、高齢者が占める割合は年々増加しています。

また、死亡事故を起こした高齢者の事故原因を分類すると、ブレーキとアクセルを踏み間違えるなどの運転操作不適が全体の40パーセントを占め、適正な運転操作が行えないことで重大事故が発生する、あまりにも深刻な事態となっています。

免許返納制度や、適性検査でも高齢者ドライバーの事故が減らない理由

そこで、高齢者に対しては免許返納制度を設けているほか、75才以上のドライバーに対しては特別講習による適性検査を行い、認知症の恐れがあると判断される第一分類の場合、さらに医師の診察を義務付ける対策がとられています。

それでも、高齢者の交通事故が絶えないのは、交通の不便な場所ではクルマに頼らざるをえない実情があります。

交通の不便な場所でクルマを運転する必要があることから、「体力にはまだ自信がある」と思いこむことも、高齢ドライバーの事故の増加に拍車をかけているともいえます。

核家族化の進展もあり、近くに見守る人がいなければ、高齢者は運転するしかありません。
高齢化社会の進展は、高齢者が起こす交通事故の特徴といえるでしょう。

運転支援システムは高齢ドライバーの事故には有効か?

運転支援システムは高齢ドライバーの事故には有効か?

技術の進歩で運転支援システムの研究が進み、高齢者ドライバーの事故の減少につなげることが期待されています。

運転支援システムが劇的に進化すれば、高齢ドライバーの重大事故を減らすことはできるでしょう。

しかし、事故そのものを根絶するには長い時間がかかるかもしれません。
運転支援システムが理想的に進歩するまでの間、高齢者ドライバーの事故を防ぐために、どうすればよいのでしょうか。

高齢者が運転しなくてもよい社会の実現を目指す

高齢者の交通事故を減らすためには、実現には時間がかかると思いますが、高齢者が運転しなくてもすむ社会の実現を目指すべきです。

たとえば、免許返納制度でも高齢者の事故が減らないのなら、免許返納制度にインにセンティブを与えてはどうかという意見もあります。

公共交通機関を無料で利用できるなどの特典を与え、免許返納制度はトクだと思わせるのは、一案です。

最近では、介護サービスを展開する事業者が増えていますが、介護サービスに近所へ買い物にいく高齢者の運転代行を加えてみてはどうか、とも思います。

費用をどうするかなどの問題もありますが、補助金を交付するなどの枠組みが考えられてよいと思います。

歩行中も深刻な、高齢者がからむ交通事故

高齢者がからむ交通事故は、歩行中の事故が多いことも深刻です。

歩行中の事故による死者の割合は、65才以上の高齢者が60パーセントにも上っています。

高齢者が歩行中に起きた交通事故は、自宅から500メートル以内の歩き慣れた道で起きているのが特徴です。

筆者もクルマを運転中に、信号が青から赤に変わってから高齢者が大慌てで横断歩道を渡り始め、道路の真ん中で取り残されそうになったのを何度か見ています。

慣れた道という感覚はあっても、体力が追いつかなくなっているのでしょう。

警察も、福祉施設で安全教育を行うなどの対策を行っていますが、若いドライバーも歩行中の高齢者を見かけたら、注意して見守るようにしましょう。

まとめ

・交通事故の死者は、2017年は統計を取り始めてから最少ながら、高齢者が原因となった交通事故の割合はおよそ30パーセントを占める。
・高齢者は交通不便な場所ではクルマに頼らざるをえず、高齢者が起こす交通事故の割合は年々増加している。
・高齢者がクルマを運転しなくてもすむ社会の実現を目指す。
・免許返納制度にインセンティブを与える、または高齢者への運転代行を拡充することも考えられてよい。
・高齢者は歩行中の事故も多く、体力を過信し過ぎないよう自覚を促し、若いドライバーも歩行中の高齢者には注意しよう。

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