事故だけじゃない!車のトラブル大百科

カーライフの基礎知識やトラブル解決策を徹底解説!

改正道路交通法

標識が見えないのに交通違反はおかしい!?正しい対応完全マニュアル

更新日:

標識が見えないのに交通違反はおかしい!?

初めて通る道を慎重に走り、途中で右に曲がった。ふとルームミラーを見ると、後にパトカーが見えた。

なんと、「前のクルマ、停まりなさい」と自分のクルマを呼んでいる!クルマを停めると、警察官が近づいて「この道路は右折禁止です。標識見えませんでしたか?」

「えっ!?標識は見えなかった」と言うと、「でも、違反は違反ですから」と警察官は相手にしてくれない。

よくわからないけど、警察相手にモメると大変だから、違反切符にサインしてしまった…

交差点などで標識が見えづらいとき、警察官から「違反です」と言われたら、あなたは納得できますか?

標識が見えづらいための交通違反に対応する方法を、日頃から頭に入れておきましょう。

道路標識が見えづらければ、交通違反ではない。

道路標識は、「歩行者、車両または路面電車がその前方から見やすいように(略)、交通の状況に応じ必要と認める数のものを設置し、管理しなければならない(道路交通施行令)」と定めています。

しかし、交差点などで街路樹の枝が伸びて標識が隠れてしまうと、「前方から見やすい」標識ではありませんね。

道路交通法では、多くの場合過失でも処罰することになっていますが、標識については「設置後も、(略)正常な状態に保つようにしなければ、法律上有効な道路標識ということはできない(執務資料道路交通法解説13訂版)」とあり、見えづらい標識を見落としても、過失にはあたらないので処罰の対象にはなりません。

「違反は違反だから」と言い分を聞かない警察官が多い

標識が見えづらいために起こる交通違反は、実は結構起きています。ところが「違反は違反」と、ドライバーの言い分を聞かない警察官が多いのです。

前の項の「多くの場合過失でも処罰する」と混同していることや、どれくらい見えづらいと違反なのか明確な基準がないことが、ドライバーの言い分を聞かない理由でしょう。

納得できずに違反切符への署名を拒むと、別の警察官が呼ばれて更に不穏な空気になったり、「裁判になったら大変だよ」などと脅かしたりして、結局違反切符に署名してしまうドライバーがたくさんいます。

どうしても納得がいかない場合にするべきこと

反則金を納付しないで裁判に持ち込むしかありません

納得がいかない場合でも、いったん違反切符に署名して反則金を払ったら、違反を認めたことになるので、公安委員会などに苦情を伝えることはできません。

どうしても納得いかなければ、反則金を納付しないで裁判に持ち込むしかありません。

▼こちらの記事で反則金を払わないとどうなるのか解説しているので参考にしてください。

ハラハラドキドキ…交通違反の反則金を払わないとどうなるか、知りたくありませんか?

交通違反の反則金をいつまでも払わないと、一体どうなると思いますか? 「そんな度胸はない。警察とモメたら大変だ!」という人は多いと思いますが、ちゃんと払いますという人でも、ずっと払わないでいるとどうなる ...

続きを見る

裁判に持ち込む場合、単に見えづらかったというだけではなく、客観的にどう見えづらかったのかを示すことが大切です。

違反とされた直後に、標識が見えづらい状況を写真に撮っておきましょう。

一方通行の道路なのに、一方通行の入り口から5メートル弱のところに、駐車禁止の標識と重なり合うように一方通行の標識が設置され、しかも一方通行の標識がとんでもない方向を向いていて、納得がいかないドライバーが最高裁まで争って、無罪を勝ち取った例があるのです。

停止線が消えていたのに一時停止違反、納得できません!

残念ですが、停止線が消えていた、または「とまれ」の文字がかすれて気がつかず一時停止を怠った場合は、違反です。

停止線が消えていたり、「とまれ」の文字がかすれていたりしても、必ず一時停止の標識がありますから、その前で一時停止しなければなりません。

なぜならば、一時停止の標識には強制力があるからです。

日本の道路交通法は標識表示主義といって、標識優先で、「とまれ」の文字などの路面表示だけでは規制ができないということも、理由の一つです。

標識が見えづらい違反を避けるために普段からできること

もし、日頃から標識が見えづらい場所があれば、都道府県警察のホームページから、標識や信号機に関する改善を提案することができます。

提案すると、その後の改善の様子、または改善できていない理由について回答がきます。

国土交通省のホームページからも、同じように改善を提案することができますし、東京都建設局などの道路管理者に直接通報することもできます。

新緑の時期は樹木がどんどん伸びるので、日頃から注意すると共に、見えづらくなれば積極的に改善を提案しましょう。

まとめ

・見えづらい道路標識を見落としても、有効な標識とはみなされないので交通違反にはならない。
・どうしても違反切符に納得できない場合、反則金を払うと違反を認めたことになるので、抗議の意思は伝わらない。
・納得がいかずに裁判に持ち込む場合、どのように見えづらかったのか、客観的な証拠を示すことが大切。
・停止線が消えていた、または「とまれ」の文字が消えていても、一時停止の標識が優先するので、標識の前で一時停止しないと違反となる。
・警察、または国土交通省などのホームページから、標識や信号機に関する改善を提案できるので、標識が見えづらい場所があれば日頃から積極的に改善を提案しよう。
・道路管理者に、標識が見えにくいことを通報できるので、覚えておこう。

-改正道路交通法
-, ,

Copyright© 事故だけじゃない!車のトラブル大百科 , 2018 All Rights Reserved.